■歓びの毒牙(きば)

《歓びの毒牙(きば) 》 1969年イタリア
監督/ダリオ・アルジェント、主演/トニー・ムサンデ

シネ・ジャッロ浦和にて、ダリオ・アルジェント監督のデビュー作「歓びの毒牙」を見ました。

バカンスでローマに滞在中のアメリカ人の作家サム(トニー・ムサンデ)は、ある夜、画廊で女性が男にナイフで襲われるのを目撃。
犯人に間違われて連行されたサムは、容疑ははれるもののパスポートを取り上げられてしまう。サムは、犯人を捜そうとするが・・・というお話。

ダリオ・アルジェントのデビュー作ですが、すでに彼のカラーは出ています。
まだ殺人シーンがおとなしいですが、「いったい犯人は?」というサスペンススリラー的なストーリーは今と通じるところがあります。

しかし、やっぱり途中の展開がヒドイ。(ホメ言葉です)
主人公のサムは、何回か何かに気づいて調べに行くのですが、どれもこれも収穫なしなのが笑える。
一番動いてるのは主人公ですが、結局事件解決の役にたったのは、彼の友達や彼女や警察の力です。サムは目撃しただけ。

それでも、ダリオファンの私としては、なかなか楽しめました。
犯人とその動機にはいまひとつ納得がいかないのもいつもの通りですけど。

私的面白度★★★
オススメ度★
バカ映画度★★★

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