■秘密と嘘

《秘密と嘘》(1996年イギリス)
監督/マイク・リー、主演/ブレンダ・ブレシン

シネ・ステューピド浦和にて「秘密と嘘」を見ました。
イギリス映画というと、底抜けのバカ映画か暗ーい映画かどちらかというイメージがありますが、この映画はずっしりと重い映画でした。

家を新築した写真屋のモーリスには、20才の娘を持つ未婚の姉シンシア(ブレンダ・ブレシン)がいた。
シンシアは貧しく、娘とも断絶状態。モーリスは姉の娘の誕生日パーティをしようと計画する。そんなとき一人の黒人女性がシンシアに電話をかけた・・・

という感じのお話。(これじゃ全然分からないか)
姉と弟、ふたつの家族を通してイギリスが抱える問題を描いている。
仕事は順調な弟の家族には秘密が、姉の家族には嘘があった。心の底では互いに愛し合いながらどこかぎこちない彼らの日常を通して、家族の愛とは何かを問いかける(ホントか?)

映画は全編にわたり淡々と進み、ラストもじつにあっさりとしているのですが、ここは泣きます。「さあ泣け!」という過剰な演出がなくても、泣くときは泣けるという見本のようなラストです。こういうところがハリウッド映画にはないところですよね。
※ブレンダ・ブレシンの演技が見事です。

私的面白度★★★★
オススメ度★★★
バカ映画度★
(5点満点)

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