■シーズンチケット

《シーズンチケット》2000年イギリス
監督/マーク・ハーマン、主演/クリス・ベアッティ

シネ・シャイット浦和にて「シーズンチケット」を見ました。

学校をドロップアウトしたチンピラ風の15歳の少年2人が、お気に入りのサッカークラブ、ニューカッスルのシーズンチケットを手に入れるために、あの手この手を使って金を貯めようとするが・・・
というお話。

こういう立場の少年を描いた映画はたくさんあるが、正直私には彼らの気持ちが分からない。
だからこの映画でも悪さばかりする彼らに共感することはすこしも出来なかった。
ただこの映画を見て、彼らの繊細な心の中ややりきれないもやもやとした思いの何100分の1かは分かったような気がした。

無理矢理行かされた学校で、少年が父親と初めてサッカーを見に行ったことを語るシーン。
その後のサッカー場での会話とあわせて、これはかなりグサッと来た。
ラストシーンもいい。

見てる途中は、なんだか割り切れないものを感じていたが、見終わった後になぜかさわやかさを感じる映画だ。
サッカー好きには上のシーンから後はたまらないと思う。

そうそう、本編で主人公等が使う英語は、スラングばかりで全然ワケが分かりません。
(もちろん字幕は普通だけど)

私的面白度★★★
オススメ度★★★★
バカ映画度★★

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