■ファンタズム

《ファンタズム》1979年アメリカ
監督/ドン・コスカレッリ、主演/マイク・ボールドウィン

シネ・ナイトメア浦和にて、子供の頃怖くて見れなかったホラー映画「ファンタズム」を見ました。

1年前に両親を事故で亡くしたジョディと弟のマイク。
マイクは慕っている兄がいなくなりはしないかといつも兄の後をつけていた。
自殺した友人の葬式に出たジョディを遠くから見ていたマイクは、みんなが帰った後200kgもの棺桶を一人で車に乗せる背の高い男を目撃。
それから二人に奇妙な事件が起こる・・・
というお話。

20年以上前、サスペリアのヒットでホラー映画ブームの時に作られた映画。
カットのつなぎ目の前後で物の配置が変わってたり、矛盾があったりするなど、撮り方としてはちょっとおそまつ。(もしかしてそこもホラー?)
内容がよく分からないのはまあいいとしても、ストーリー的な怖さはなく、いきなり音が鳴ったり手が出てきたりする「脅かし」系の怖さだけ。
血を吸うボールや切り落としても動いている指など、面白いポイントはたくさんあるが、やはり今見るとチャチさは否めない。

「思春期の少年の不安定な心の内面を、ホラーの皮をかぶせて描いた作品」という感想もありました。
言われてみると、なるほど、と思ったりして。

私的面白度★★
オススメ度★
バカ映画度★★★

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