■ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド 1998年バージョン

《ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド 1998年バージョン》1998年アメリカ
監督/ジョージ・A・ロメロ、主演/ジュディス・オディア

いやあ、夏ですねえ。夏と言えばホラーですよねえ。ホラーと言えばゾンビだよな。
というわけで、シネ・アニバーサリー浦和にて現代ゾンビの元祖である、「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」を見ました。

この作品はジョージAロメロの処女作で、「頭部を破壊すると死ぬ」「かまれると自分もゾンビになる」という、現在の“ゾンビ”の特徴はこの映画から始まっています。私が見たのは画像と音楽がデジタルリマスターされた1998年バージョン。

ある夜、墓参りに訪れた兄妹はそこで何者かに襲われ、妹はなんとか逃げるが兄は殺されてしまう。妹は同じく逃げてきた男と共に一軒家に逃げ込むが、家の外にはフラフラと歩く奇妙な人間達が集まってきていた・・・
というお話。

ゾンビの動きや人間を襲って肉を食うところなど、もうロメロ・ゾンビが完全に出来上がっている。ヤツラの動きがすこぶる怖い。
ストーリーはゾンビとの戦いよりもむしろ、極限状態に陥った人間達の方に焦点が当てられていて面白い。これはその後のロメロ版ゾンビ映画に共通してるんだけどね。
途中ちょっとダレる部分もあるけど、なかなか楽しめました。
残酷描写はそれほどでもないけど、背後から襲ってくるゾンビには背筋がゾゾーっと来ますね。

私的面白度★★★
オススメ度★★
バカ映画度★

戻る