■カノン

《カノン》 1998年フランス
監督/ギャスパー・ノエ、主演/フィリップ・ナオン

シネ・モラリスト浦和にて「カノン」を見ました。

ある事件で刑務所に入れられた馬肉屋の親父が、出所後なにをやってもうまくいかずに、施設の一人娘を連れて出るまでを、ただひたすら親父のモノローグで描いた作品。

親父の自分の欲望をそのままにはき出すモノローグはなかなか衝撃的。
さらにラスト20分くらいのところで、「あなたの精神を買いする可能性があります。劇場を出るならあと30秒以内に。」「危険!」という警告。
その後で残酷シーンがあるのだが、これはなかなかエグイ。
グロ度もさることながら、モラルに訴える生理的な気持ちの悪さが嫌悪感を刺激する。

暗ーい気分になる映画です。

私的面白度★★★
オススメ度★
バカ映画度★★

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