■回路

２００１年東宝

監督／黒澤清、主演／麻生久美子、加藤晴彦

新宿で「回路」を見ました。
ある花屋の社員が自殺した。その後、別の社員、社長が次々と消えていく。
同じ頃、大学生の川島がインターネットに接続すると「幽霊に会いたいですか」などという不気味なサイトに繋がってしまう。そして彼のまわりでも不気味な事件が次々と起こる・・・
というようなお話。

黒澤清監督ということで期待して見に行きました。過去に「ＣＵＲＥ」「カリスマ」を見ましたが、黒澤の映画は「妙に怖い」「なんだかワケが分からない」だけど、「なんか面白い」という不思議な映画でした。
今作も「ワケのわからなさ」は健在です。かなり直接的なコワイ映像もガンガン出てきますが、基本的にはそこで起こっている事実を淡々と示すだけで、なぜそれが起こっているのか？という説明はあまりありません。（一カ所あるけどそれも本当かどうかは分からない）

いやー、それにしてもコワイですね。幽霊って何もしなくてもそこに「いる」っていうのが怖いんだと、あらためて思った。
でも個人的には加藤晴彦みたいなキャラはこの映画に馴染んでないような気がする。

私的面白度★★★
オススメ度★★
（ワケわかんなくても良いという人には★★★★）
バカ映画度★★★
（ネタバレになるから書かないけど、あるシーンがめっちゃおかしかった）

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