■生きる

《生きる》(1952年東映)
監督/黒澤明、主演/志村喬

オススメ映画テストで薦められた黒澤明の「生きる」を見ました。

市役所の市民課長を務める男は、書類に判を押すだけの何もしない男だった。
ところがある日、ガンで数週間の命と分かった男は会社を捨てて自分の生き方を探し始める。しかし、酒場や盛り場、自分の家にすら男の居場所はなかった。
はたして男の「生きる」とは・・・
というお話。

悲しいお話だが、コミカルな場面もありテンポよく進む。
主演の志村喬の目の演技が強烈。セリフをぼそぼそ喋るので余計に引き立つ。
男の寂しさとまわりの人間達の滑稽さがおかしく、そして悲しい。

約50年前の作品のためか、画面も悪いし音声も聞き取りづらい。
長い映画なので、そこが残念でした。

私的面白度★★★
オススメ度★★
バカ映画度★

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