■デス・レース2000

ネタバレあります!!!

《デスレース2000》1975年アメリカ
監督/ポール・バーテル、主演/デイビッド・キャラダイン

シネ・マシンガン浦和にて、一部で非常に人気のあるカルト映画「デスレース2000」を見ました。

西暦2000年、アメリカは大統領の独裁国になっていた。
そのアメリカで国民の感情のはけ口となるべく行われている大スポーツイベントが「デス・レース」だ。
ニューヨークからLAまで、スピード無制限の自動車レース。
しかも、レースの途中で人を轢き殺すとボーナスポイントがもらえるという非道ぶり。
今年も5台の車によってレースが始まったが、レジスタンスの妨害工作でレーサーが次々に殺されていく・・・
というお話。

レースに熱狂する人々、ハイテンションの実況アナウンサー、人がひき殺されてボーナスポイントが入ると大喜びするファン。
これら全てがコメディタッチで描かれ、轢かれるシーンはスプラッタ。相当なバカ映画です。

ネタばれで申し訳ないが、レースを妨害しようとする連中が道の真ん中に「工事中迂回せよ」の看板を立てて、迂回路にトンネルの絵を描いたベニヤを立てて、その向こうは崖。ってこりゃまさしく「チキチキマシン猛レース」じゃねえか。(笑)

B級映画らしく、無意味なお色気シーンも満載。
一応社会批判ぽいブラックな要素も取り入れてますが、「そういうことなんで、許してね。テヘッ!」という製作者の言い訳みたいな感じ。今じゃ公開はおろか製作もできないでしょうね。
この映画がカルト化するのわかるなあ。バカ映画好きにはたまりません。

ちなみにロッキーに出演する直前で無名時代のシルベスター・スタローンが主人公のライバルの悪役で登場します。笑えます。

私的面白度★★★★★
オススメ度★★
バカ映画度★★★★★

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