■デッドマン・ウォーキング

!!!ネタバレ注意!!!

《デッドマン・ウォーキング》
監督/ティム・ロビンス、主演/スーザン・サランドン

シネ・ベッラ浦和にて、デッドマン・ウォーキングを見ました。
死刑囚のマシュー(ショーン・ペン)から手紙をもらった尼僧のヘレン(スーザン・サランドン)は刑務所に会いに行く。
彼はカップルを殺害し森の中に捨てた2人組の凶悪犯の一人だが、自分は殺していないと言う。
死刑反対派のヘレンはなんとかマシューの死刑を阻止しようとするが・・・
というお話。


監督のティム・ロビンスが言いたかったことはすごくよくわかった。
劇中のセリフでもはっきりと言っているが、一番感じたのはクライマックスの場面。
カップル殺害シーンと死刑執行シーン、森に捨てられた死体と死刑執行後の死刑囚の死体を交互に見せることで、「どちらも同じ殺人です。どんな場合であれ、人が人を殺してもいいのですか?」そんな声が聞こえてきそうな、とても辛いシーンだった。

被害者と加害者、どちらかを美化することもなく、ただ人間としての彼らを丁寧に描いている。もし興味があったら是非見てもらいたい作品だ。

私的面白度★★★★
オススメ度★★★★★
バカ映画度★

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