■時計仕掛けのオレンジ

《時計仕掛けのオレンジ》1971年アメリカ
監督/スタンリー・キューブリック、主演/マルコム・マクドゥエル

シネ・トルチョック浦和にてキューブリックの傑作「時計仕掛けのオレンジ」を見ました。
近未来。そこは暴力と管理に支配された殺伐とした世界だった。
そこにすむ若者アレックス(マルコム・マクドゥエル)は暴力とレイプを日常とするグループのリーダー。
仲間の裏切りから警察に捕まってしまったアレックスは、犯罪者を善人に変えるという治療を受けさせられる・・・
というお話。

30年前の作品だが全く古さを感じない。派手なSFXなどはないが、映像と音楽の美しさ、残忍な暴力や過激なSEX描写等、当時は相当な問題作であったと想像できる。
後味の悪い、見ていて吐き気がするような映画(ちょっとおおげさ)だが、なぜか心に残る映画だ。でも話の内容とかよりも、その映像と音楽、キューブリックの演出が見事。ゲイジツ的、とでもいおうか(笑)

原題の"Clockwork Orange"とはスコットランドにある環状の地下鉄のことらしい。
いつまでたってもどうどうめぐりというか、そういう意味があるのかもしれない。

私的面白度★★★★★
オススメ度★★★
バカ映画度★★

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