■サイダーハウス・ルール

《サイダーハウス・ルール》1999年アメリカ
監督/ラッセル・ハルストレム、主演/トビー・マグワイア

シネ・プリンス浦和にて、前から見たかった『サイダーハウスルール』を見ました。

1940年代のメイン州ニューイングランド。
人里離れたセント・クラウズ孤児院ではラーチ医師が孤児達の世話をし、望まれない子供をの出産や堕胎を行っていた。
そこで生まれたホーマーは、引き取り手のないまま育ち、やがてラーチ医師の片腕として医療を行うようになる。
違法である堕胎手術を行うラーチ医師に反対するホーマーは、自分の生き方を見つけるために孤児院を離れ、りんご農園で働くことになるが・・・
というお話。

主演のトビー・マグワイアが好演。閉ざされた環境で育った無垢な青年の役だが、とても好感の持てる演技だった。口元をちょっとだけ上げる笑顔がとてもいい。
作品の内容としてはよくある部類に入るかもしれないが、テーマがわかりやすくて自然と感情移入できる作品だと思います。

ただひとつ気になったのは、夜中に屋根の上にのぼるシーンがなかったこと。
DVDの特典映像で見てやっとわかったのだが、このシーンがないと壁の張り紙を読むシーンで意味が分からないんじゃないかなあ?


こういう映画もわりと好きなので前から見たかったのですが、同じく見たいと思っていた『ギルバートグレイプ』『マイライフアズアドッグ』と同じ監督だった。
これを機会にその2つも見てみようかな。

「おやすみ、メイン州の王子、ニューイングランドの王」


私的面白度★★★★
オススメ度★★★★★
バカ映画度★
(5点満点)

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