■蝶の舌

《蝶の舌》1999年スペイン
監督/ホセ・ルイス・クエルダ、主演/マヌエル・ロサノ

シネ・アテオ浦和にてスペインのアカデミー賞(ゴア賞)16部門ノミネート
の記録を持つ「蝶の舌」を見ました。

喘息でみんなより遅れて小学校に入学した少年モンチョは学校に行くのが不安でしょうがなかった。しかし、担任のグレゴリオ先生はとてもやさしく、自分が知らない色んなことを教えてくれた。
楽しい生活をおくるモンチョだったが、時は1936年。スペイン内戦が始まろうとしていた・・・
というお話。

モンチョ少年とグレゴリオ先生やお兄さんのエピソードなどはとても心温まる。
しかしその間にも両親ら大人達の間ではきな臭い話題でもちきりで、その緊張感がモンチョのエピソードの間に挟まれる。
そして、問題のラストシーン。

ラストのショックは相当なものだが、モンチョの最後のセリフに、少年の複雑な心境や先生への思いが凝縮されているようで胸が詰まる。
「泣ける」映画だと聞いていたのだが、こんなに辛い映画だとは思わなかった。

私的面白度★★★
オススメ度★★★
バカ映画度★

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