■バトル・ロワイアル

《バトル・ロワイアル》2000年日本
監督/深作欣二、主演/藤原竜也

シネ・スプラッタ浦和にてR15で話題になった「バトルロワイアル」を見ました。
アジアのある国は飽和した世界経済のあおりを喰らい大不況に陥っていた。完全失業率は15%を越え、失業者は1千万人にのぼった。全国で頻発する少年犯罪に業を煮やした政府は【新世紀教育改革法】通称BR法を制定した。
全国の中学3年のクラスから毎年1クラスを選び、無人島で殺し合いをさせ、最後に生き残った一人だけが生還を許される、というものであった・・・
というお話。

BR法そのものもそうだが、一人一人に支給される武器に当たりハズレがあるとか、地区別に進入禁止区域が設けられるたりとか、とってもコミックチック。
とはいえ、それが欠点にはなっておらず、突拍子もないお話にはこのくらいのおふざけが合っているし、またそのふざけ具合と殺し合いという残酷な運命とのギャップが恐ろしさを増している。
DVDの資料を見ると、クラス42人それぞれに細かい設定がされているが、映画の中でうまく生かされていないのが残念。TVシリーズでやったら面白いのではないかと思うのだが。

ビートたけしの存在感がすごい。主役は生徒のはずなのに完全に主役の藤原竜也を食っている。
その藤原はイマイチ。セリフの喋り方とかが、どうにも大げさでちょっと興ざめ。

私的面白度★★★
オススメ度★★
バカ映画度★★★

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